小枝則夫さん(帯広市・(有)小枝産業)
時代の変化で住宅分野へ
小枝産業は土木工事の会社として三十数年前に創業、その後住宅建築分野も手がけ始めました。
小枝則夫さんは、当初は別のゼネコン会社で働いていました。当時、ゼネコンの住宅部門を担当しており、社長から「戻ってきていっしょにやろう」と声を掛けられたのです。
小枝産業に戻り、ホーム事業部として住宅建築を本格的にスタートしたのが今から9年ほど前。
小さな仕事から一生懸命に
事業を軌道に乗せるため、小さな仕事でも一生懸命やりました。窓サッシの入れ替え、外壁の塗り替えなども。前職での人脈を生かして新築も積極的に取り組みました。
「呼ばれたらいつでも行きますよ」と穏やかに語ります。
「規模が小さい分、小回りが利き、マメに対応できるところが当社の強みだと思います」
取材したこの日も、さっそくお客さまからの電話がありました。取材が終わるとすぐに駆けつける予定だとか。日頃からのこうした努力が信用・信頼につながるのでしょう。
「お客さまが家に帰ったときにホッと安らげる住まい、家族の談笑が弾むような家づくりをしたい」と語る小枝さん。
省エネ・節電意識が高まる
小枝産業は、住宅部門に本格的に参入してからそれほど年数は経っていませんが、新しい技術導入には積極的です。たとえば2006年には、冬のスガモリを防ぐ屋根通気工法を簡単・確実にできるアメリカ製の建材をいち早く導入し、業界紙で取材を受けたこともあります。
新住協に加入したのは2010年。割と最近のことです。
Q1住宅など、環境に優しい住宅への取り組みや、工法開発など新技術に積極的なことを聞いて、勉強してみたいと思ったのがきっかけです。
そして今年3月、東北で大震災が起きました。全国的にかつてないほど節電意識が高まり、エネルギー問題への関心が集まっています。
小枝さんに、今後何を中心に取り組んでいきたいのか、聞いてみました。
「十勝のお客さまもエネルギー節約に対する意識が高まってきていて、今こそQ1住宅を押し進める時がきたと考えています。もちろん、こうした住宅の値段が高ければなかなか建てられなくなりますからローコスト化を常に頭に入れて取り組みたい。また、ペットが心地よく暮らせるためのリフォームなど、リフォームへの取り組みも強化したい」と話しています。
地元に根ざしながら、一歩進んだ家づくりに取り組む小枝則夫さんの姿に今後も注目です。
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