メンバーの仕事紹介


青田智徳さん(音更町・(有)青田建設)

進路を決めた恩師の言葉

青田建設は約40年前に父親が創業。智徳さんは後を継ぐつもりはなく高校は機械科に進みました。「担任の先生が進路指導の時、『お前の製図はきれいで正確だから、父親のように建築の道に進むのが一番だ』と、大学の建築学科に推薦してくれました」と智徳さん。

 

大学卒業後はビルなどの内装に必要な軽量下地を施工する会社に入社しました。現場管理を担当し、一通り仕事をこなせるように。ところが父親が病に倒れ、会社がピンチに。急きょ青田建設に戻りました。木造住宅工事の経験がない中どう切り抜けたのでしょうか?

 

「大工や協力会社の人たちがみんな私を助けてくれました」と智徳さん。大工さんは子どもの頃からずっといるので顔見知りだったそうです。仕事も、協力会社や昔のお客さまの紹介で順調に進みました。

 

次第に青田さんはプランを提案し、見積を作り、お客さまとのやりとりしながら家づくりに向かって進んでいく。そういうプロセスに喜びを感じるようになりました。一見普通の家でも、どこか1点しゃれた部分やこだわりの提案を入れます。キッチンへの予算配分も重視しています。家事動線を考え、流行も取り入れながらプランを作っていきます。

 

小ぶりな窓を並べてデザインを工夫
小ぶりな窓を並べてデザインを工夫

10年20年先も考え提案

大手企業を退職したご夫婦が、老後の住まいを依頼してきました。と言っても4~5社がプランを提示し合う厳しい条件。別の住宅会社に既に決まりかけていましたが、逆転のチャンスありと感じていました。それは、提案内容で差別化できると思ったからです。

 

別の会社の提案は、リビング10畳に寝室が6畳、浴室は1坪。どれも標準的な提案で問題はないのですが、老後の2人暮らしを考えると少し狭いのではないかと感じていました。

 

「リビングでは椅子に座り、寝るときもベッドの方が足腰が楽だと思います。たとえば寝室にベッドを2つ並べると考えれば6畳は狭いですし、万が一の介護を考えると1坪タイプの浴室では改造がしづらくなります」とリビング、寝室、浴室とも一回りゆとりあるプランを提案しました。

 

価格は少し高くなるのですが、「そういう提案はどこもしてくれなかった」とお客さまは喜び、結局青田建設さんで建てることになりました。

 

お客さまの好みや希望は尊重しつつ、そのメリット・デメリットを必ず検討し、プロだからできる提案を考えます。たとえば最近のお客さまは軒がなく平らな屋根の家が普通だと思い込んで打ち合わせに来られる方もいますが、青田建設さんではそのメリット・デメリットについて必ず説明するそうです。

 

ただ安ければいい、というのではなく、お客さま本位でプランを考える姿勢に誠実さを感じました。

 

玄関ドアはヨーロッパ調の雰囲気に
玄関ドアはヨーロッパ調の雰囲気に
対面キッチンを造作し、照明もレトロな雰囲気に
対面キッチンを造作し、照明もレトロな雰囲気に

青田建設 青田智徳さん

青田 智徳さん
青田 智徳さん
  • 有限会社青田建設
  • 河東郡音更町木野大通西2丁目3
  • Tel 0155-31-6828
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