メンバーの仕事紹介


髙坂幸則さん(帯広市・(株)髙坂ホーム)

新技術に魅せられて、住宅建築の道へ

 (株)髙坂(こうさか)ホームの髙坂幸則社長は、「十勝の風土に合った永く住み続けられる家」を一貫して目指しています。建築の道に入って40年のキャリアがある髙坂さんですが、家づくりの新しい技術情報を得て今後の家づくりに生かしたいと、今回新住協に加入しました。

 

建築の道を志したのは、高校の頃。ものづくりが性に合っていると考えたからでした。

大学の建築学科を卒業後は、当時新しい工法として十勝で話題になった枠組壁工法(2×4工法)建築を志しました。2×4工法は北米生まれの技術でしたが、日本では試験的に建てられ始めたばかりという最先端工法。そのため、技術もノウハウも不足しており、十勝で設計できる会社は1社だけ。髙坂さんは幸運にもその会社に入社し、希望通り設計室に配属されました。

 

 

入社してからは自ら進んで海外研修に参加するなど、意欲的に仕事に取り組み、現場にも出向いて設計と施工のノウハウを学びました。4年後、「2×4工法の良さをもっと広めたい」と、退社して設計事務所を元同僚と設立。当時、十勝では2×4工法に取り組みたいという工務店が急増しており、年間百数十棟もの設計依頼をこなしました。

 

シャープな外観
シャープな外観
アクリル・パネルがお気に入り
アクリル・パネルがお気に入り

設計者から工務店へ

充実した忙しい日々でしたが、「設計だけでなく、家づくりの仕事に全てかかわり、お客さまを幸せにしたい」と考えるようになり、設計事務所を退社して独立し、1984年に工務店を立ち上げます。それが今の髙坂ホームです。

 

以来、お客さまと向き合いながら、数多くの家を建ててきました。

髙坂ホームでは、32年前の創業当初から2×4材よりも太い2×6材を構造材に使用。耐震性も断熱性も現在の新築住宅と同等以上です。さらに、快適な全室暖房や、今では法律で義務づけられている24時間換気も創業当初から標準仕様です。

 

高気密住宅が普及する以前の1988年には、性能面で日本よりも大きく進んでいたカナダのR-2000基準をクリアする住宅にもチャレンジして建てました。全国で5棟建てられた実験住宅の1棟です。ここで得られたデータやノウハウが、以降の住宅に生かされました。

あこがれの大屋根、出窓
あこがれの大屋根、出窓
広々とした吹抜け
広々とした吹抜け

永く住み続けられる家

一方で家を建てようというお客さまは、デザイン、間取り、設備選びなど、こだわりたいことが山ほどあります。また、予算という制約もあります。その中で永く住み続けられる、後悔しない家づくりをするにはどうしたらよいのでしょうか?

 

「工務店の役割は、お客さまのご要望を受け止めながら、プロとして質の高い家になるようアドバイスし、お客さまといっしょに家を造っていくこと」と髙坂さんは言います。30年以上の家づくりの経験が、バランスの良い家づくりをサポートします。

 

たとえば、「ナチュラルな感じがいい」、「アンティークが似合う雰囲気にしたい」など、お客さまの家の好みや暮らし方を聞き、それに対してプランを提案しています。

 

さらに、多くのお客さまに手の届く家を目指し、自社で2×4用木材の高精度な加工ができる機械などを導入。また、設備・仕様を共通化し、打ち合わせからお引き渡しまでの期間を短くできる企画住宅「be home」にも取り組んでいます。若いお客さまでも、リーズナブルな価格で暖かく、長持ちする質の良い家が建てられます。

南欧風にこだわった家
南欧風にこだわった家
白い薪ストーブが印象的なリビング
白い薪ストーブが印象的なリビング

髙坂ホーム 髙坂幸則さん

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